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4月8日(木)

星を継ぐもの (創元SF文庫)星を継ぐもの (創元SF文庫)
(1980/05)
ジェイムズ・P・ホーガン
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ハードSF。とにかく難しく感じた。聞き慣れない単語が多く出てきて、そんで情報量が多い。トイレでちびちび読んでたせいで、経過を漠然としか覚えていないまま読み進めてしまった。ミネルヴァンっていきなり出てきたけど何ぞや?といった具合。
科学的・説明的な部分が多く、登場人物の個性やストーリー性(?)なんかはそんなにないと思う。だからハードSFなのか。組織の頭脳であるハントよりも、一生物学者であるダンチェッカーの方がキャラが立っている。良くも悪くも科学者然としておりながら、月以降でハントと会うときの態度や、聴衆に説明するときの芝居がかった雰囲気(邦訳の仕方のせい?)が好き。
月面で発見された身元不明の遺体から始まり、幾つもの謎とそれに対する推論が新たな謎を呼ぶ。最後に全てを説明し得る説に到達したとき、現人類が歩んだ真の歴史と、「星を継ぐもの」である所以が明らかになる。クライマックスには壮大な仕掛けがあり、真に感動的である。
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| 本・漫画 | CM 0│ 2010. 04. 09(Fri) 01: 30 |

4月12日(月)

思考の整理学 (ちくま文庫)思考の整理学 (ちくま文庫)
(1986/04/24)
外山 滋比古
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感性が鈍っているのか洞察力が欠けているのか、ほとんど腑に落ちるものがなかった。「東大・京大でうんたらかんたら」という帯の文句が良い。本の売り出し方がよい。私がこれを買った理由がそれである。てゆうか大方の人がそうだろ!

タイトル詐欺である。誰がこの表題をつけたか知らぬが、本書で述べられるとおりハウツー本ではなくエッセイの類である。その手の実践方法を知りたいのなら別の本を手に取るべきである。
ハウツー本ではないと語るのはあとがきである。そう釈明しなければならないようなタイトルをつけるなと言いたくなる。そうしたくないならばせめてまえがきに書いてください。

しっくり来るものがない。「○○するとよい。△△はだめだ。○○するのがよい」とか、全篇に渡ってそんな感じの主張が述べられている。その根拠のほとんどが推論で、それがいまいち説得力を欠いているために頭を傾げ続けることになった。おそらく著者と価値観が似ている人にはピンと来るものがたくさんあるに違いないが、自分はそうではなかっただけのことだ。

こうした内容を題材とした本は巷に氾濫しているが、どれも似たり寄ったりだろうから何も言わないでおく。ただ何故この本をこき下ろしたかといえば、タイトル詐欺だからである。『○○学』というタイトルを冠するならば、せめて主張が論理立ててあってほしいものである。
とにかく何が悪いかと言えば、何度も言うけれども、タイトルである。これがなければこき下ろすこともなかったであろうし、そもそも手にとって読むこともなかっただろう。帯とタイトルの組み合わせによって商売上の成功を勝ち得た本である。

ちなみに、個人的にこういう類でまともだと思った本は、『知的複眼思考法』である。微妙に関係のありそうな本で言えば、『理科系の作文技術』、『日本の思想』の第三章「思想のあり方について」である。こういうことを記述していると、自分がどれだけ自分に合わないものに対して狭量になっているか不安になってくる。

| 本・漫画 | CM 0│ 2010. 04. 12(Mon) 17: 29 |

4月22日(木)

果心居士の幻術 (新潮文庫)果心居士の幻術 (新潮文庫)
(1977/10)
司馬 遼太郎
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最近読んだ歴史小説の短編集。
不遜なことを言いますが、なんか気持ち悪い。内容とか文章とか。民俗学なのか歴史小説なのかよくわからない。失礼すぎだ。
『真田太平記』とか『武田信玄』とかでも、行為に及んでるときとか狂気にとりつかれたときとかの描写は気持ち悪く感じてた気がする。一般的な小説でそういった場面を読んでも別にそんな感じはしないのだけれども、歴史小説になると妙に嫌気がする。でもまあ面白ければ万事おっけーです。

この本が特に気持ち悪いのは、生々しく感じるような描写の割には文章は物凄く淡々としていて無駄がなくて、そのギャップがイライラするというか吐き気を催すというか(牛黄加持に限った話ではないです)。きっとそういう風に書けるってことはすごいことなんだろうなとは思う。

むかし学校で、「司馬史観」なんて歴史観でもなんでもねーんだよ!一小説家に「史観」なんて大層な言葉を当てるんじゃネーヨ!みたいな講義を聞いたせいで、読む前から反発的姿勢が養われていたことに違いないがね!

| 本・漫画 | CM 0│ 2010. 04. 23(Fri) 01: 33 |

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