村山由佳氏の『星々の舟』という本を読む。
とある一家の一人一人の歴史や恋や生き様を描いている作品なんですが、もう泣けて泣けてしょうがなかった。それぞれに暗い過去があったり辛い現実があったりするんですが、それらが絶対的な負として存在しているわけでなくて、その中にあくまでも一筋の救いが含まれている表現がとってもうまい。
そんでもって登場人物のとあるしぐさやさりげない一言がなんかピンポイントで感情にぐっと来るんですねー。いやーよかった。