坂の上の雲 第4回「日清開戦」

本日はのっけからクライマックスみたいでしたね。東郷平八郎の指揮する浪速が、イギリス船籍で清国兵を満載した高陞号を撃沈するところから始まって、それから石坂浩二さんが初お目見え。石坂さんと渡哲也さんが薩摩の方言で会話するシーンはなんともよいものでした。
好古(大隊長?)率いる陸戦隊(騎兵大隊?斥候部隊?)が清の軍隊と交戦するところが早くに始まったのですが、もう少し喧しさとスピード感が欲しかった気がしました。戦闘シーンをやろう!という心意気はいいのですけれども、全体像を映した場面がほとんどなかったので、戦場となる地点がどんな地形なのか、好古がどこで指揮を執っていたのか(好古に見えていた光景を映すのは大事だと勝手に思う)、接敵後の両軍隊はどう指揮され機動したのか、引いた場面がないのでイマイチどうなっているのかわからない。
また、味方の騎兵の増援が来たときの方角及び規模と、彼らがどの位置の敵に当り、好古たちとはどんな位置関係になったか(突撃したときに既にいた味方が映っていないように見え、単なる後続に見えずに不思議に思えた)、敵方の主力が来たときの方角(旅順方面からなんだろうけれども…)とその機動もあまり示されず、個別の場面がさらに増えたおかげで余計にど~なってるのか分からなくなったと思います。不自然さを感じたのは、好古が味方に発破をかける場面で、それまで絶えず聞こえていた敵方の砲声がなぜか完全に止んでしまった点です。折角ならば阿部さんの声量を機械的に大きくして、銃声や砲声も入れて調整にかけていただければ迫力も出てよかったのではと思います。
対して巡洋艦筑紫の海戦シーンは非常に手が込んでいて感心しました。陸上要塞にボッコボコにされる場面なのですが、着弾のシーンや甲板血みどろのところなんかはよく頑張ったなと思います(何様だきさま~!)。真之が一番の主役格なので特に力を入れたのでしょうか。ただこちらも相手方がサッパリ映らず筑紫が一方的にやられる場面だけで、一体何とどう戦っているのか、他の味方艦(或は敵艦)はいるのかいないのか、いるならば何をしているのか、いないならばなぜ筑紫は一隻でこんなところをうろついているのか、真之(少尉?)が一体全体何の職務を任されていて、艦上ではどの程度の命令権限があるのか釈然としないところがありました。文句ばかりが多いですが、別に戦闘がメインのドラマではないですし、その戦闘シーンにしたって手を抜いているようなところもそう見られないので評価すべきところのものでさえあると思います。それでもここで個人的な不満が出てしまうのは、人間模様の描き方が特に素晴らしいからでしょう。
で、真之が親交のあった乗員の水兵を自身の命令で死なせてしまったことを悔いて、広瀬に何かしら言われたり、東郷に心境を吐露したりするわけですが、本木さんと渡さんはここでもいいところを見せるなあと思いました。東郷が、判断は一瞬だが、正しい判断を導くには何年も何十年も掛けなきゃならんよみたいなことを言って、真之が、短気は損気、急がば回れという亡き父の口癖を呟いて、んで東郷が、うん、なかなかいいね的なことをおっしゃるわけですが、っかー、いい場面ですねぇ、ほんと。今更だけど伊東四朗さんもいい味だしてたと思います。ホント今更だけど。彼の形容しがたい軽快さのようなもの(自分でも的外れな言い方だと思うけれど)が、ようやく活きる場面が来たといった感じです。
従軍記者に選ばれてああだこうだする子規はもう見てられませんでした。演技的な意味じゃなくて子規的な意味でですが、軍人に突っ掛かったり、帰途の船路で喀血したり、もうあかんて。見てられへんで!あと、竹中直人さんや榎木孝明さん、森本レオさんらをちょちょいと出すあたりNHKマジで頭どうかしてるのではないかと思います。
というわけで次回は第一部完結と言うことで第5回「留学生」ですのでお楽しみにしております。


話が変わりますが、今日デジカメをどこかに落としました。1万円強のコンデジなんですが、ものっそいへこんでます。購入してからまだ2年すら経ってないわけで、へこみの極致に達しています。今ならちょっと辛いこと(足の小指を角にぶつけるとか)が起きるだけで泣きますよ。以前に頂き物のペンを紛失したときに、この悔しさは絶対に忘れないよ!的なことを発言しましたが、相変わらずの注意力散漫さは一向に改善されず、定期的に大規模なミスをするためにこの悔しさ・情けなさの輪廻から永久に逃れられないわけで、忘れないよ!というか忘れられない運命に置かれておるわけなんですね。
言っとることがわけわかめで恐縮ですが、とにかく、こうした自身の重過失のみから生じる惨事というのは、これをもって、正真正銘の最後にしたいと切に願う次第であります。絶えず思慮深くあらゆる用心をして行動する人間になりたい(って前も似た様なことを言った)ものですが、今回の出来事は発言と行為が伴わない証明でもありました。うそつきですよ、自分に対しても他人に対しても。思慮深くありたいのならば発する言葉にも責任をもつべきなのです。俺は浅薄な人間をやめるぞ!ジョジョーッ!!(浅薄すぎる…)

| 未分類 | CM 0│ 2009. 12. 20(Sun) 23: 54 |

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