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5月30日(日)

中世的世界の形成 (岩波文庫)中世的世界の形成 (岩波文庫)
(1985/09)
石母田 正
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5月の頭からずっと読んでいた本。じわじわ読み進めたおかげでさっぱりである…っていつもと同じ事を言っているな。個人的には一気に読んだほうが頭に入るほうだと思うんだけど、これは多分3日で読んでも全く頭に入らない自信がある。僕のレベルでは難しすぎる。
歴史学専攻の学生には必読の書と言われる、その分野ではとっても有名な学術書である。執筆年は戦前である昭和19年であり、日本がちょうど暗い谷間にあった時代だ。内容は表題の如く中世的世界の形成の過程の叙述をするものではあるが、それを行い得るには古代的世界の深い理解が存在しなければならない。
本書は、古代から中世的世界に変わる(「変わる」という言葉の選択は全く正確ではないが)過程を、黒田庄(板蠅杣)という一つの地域にスポットを当て、それを抽象することで歴史の変遷の法則を見出す努力をする。マルクス主義的な歴史学の趣きが多面に偲ばれるが、それを補って余りある支配者と被支配者の生き生きとした姿が描写されている。
とか適当なこと言ってみたりする。たぶん、下部構造みたいなものが重要なのかな。例えば東大寺の古代的支配に対抗して発生した黒田悪党は、その基盤を東大寺の支配にもっている限り、古代を超克することができない、東大寺の支配なくして存続し得ないことが悪党の歴史的意義の限界である、みたいなもんな気がする。
「蹉跌と敗北の歴史」という言葉が示すように、歴史は決して絶えず進歩し続けるものではない。それは、そこに生きた人々が、疑いもなく支配を受け入れ暮らした記憶、より善き生を求めて闘った記憶、或は諦念に駆られ暗い谷間で生きた人々の記憶の積み重ねであり、また、支配者が自らの権威を喪失し、支配体制の崩壊していく過程で、あらゆる手を尽くして現状にそぐわない古の統治に拘り縋り付いていった記憶でもある。実際のところ現実は複雑であって、偶然的なものを含む様々な事象が絡み合って多様な面を見せる。そこを貫く歴史の変遷というものを正確に捉えようと試みる真摯な努力が見て取れる本書は、名著と言うほかない、なんて言ってみたりする。

というか第一章で既にギブアップ状態だったから分量の割に書くことないし書いててテキトーなんだよねー。何も残らなくていいから読み切ればいいとか考えてたし。あほだ。5年後にもっかい読もう。

| 本・漫画 | CM 0│ 2010. 05. 30(Sun) 21: 05 |

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